障害者と健常者は共に戦えないのか?
「健常者の選手と競争することは本当に楽しい。手強いライバルになれることが、私にとってこの上ない喜びです」
こう語ったのはリオデジャネイロ五輪でイラン選手団の旗手を務めたザフラ・ネマティ選手だった。
彼女は18歳のときに交通事故で脊髄を損傷し車椅子生活を余儀なくされた。その後にアーチェリーと出会い、競技開始からわずか6カ月で健常者も出場する国内大会で3位に入賞。2016年のリオ五輪とパラリンピックの両方に出場し、パラ大会では見事に金メダルに輝いている。
その後にNHKの番組取材でネマティ選手は、健常者と共に戦う喜びを冒頭のように語っていた。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by KYODO