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“村田諒太を倒した男”が挑んだ プロからの五輪出場。 ~引退から7年後にアマで復帰~

2019/12/17
試合後、無念の表情を浮かべた佐藤(右、日本大学)は「あとひと息だったのに……」と涙も隠さず悔しがった。

 今年の全日本ボクシング選手権大会は東京五輪の代表を決める国内最後の選考会を兼ねており、メディアの注目度が高かった。

 五輪のメダルも期待される逸材岡澤セオンが大会MVPに選出されるなど、見どころはいくつもあったが、ここで取り上げたいのは、元東洋太平洋ミドル級王者で世界挑戦歴もある佐藤幸治の挑戦だ。

 全日本まで残れなかった高山勝成(世界4団体で元ミニマム級王者)と異なり、佐藤の強みはプロになる前にアマでたっぷりと経験を積んでいること。全日本を5連覇するなど無敵のボクサーであり、本人は自慢しないものの、高校生の村田諒太にも勝っているのだ。

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photograph by BOXING BEAT

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