前回大会、生まれ故郷からの大金星に貢献した松島。4年を経た現代表ではバックス陣の核となり、躍動感の中にも冷静さを秘めたプレーを見せている。複数のポジションもこなす26歳が、その進化を語った。(Number986号掲載)
キレッキレである。
「パシフィック・ネーションズカップ(PNC)では、自分でもいいパフォーマンスが発揮できたので、この調子のまま本番を迎えたいところです」
PNCで松島が挙げた3つのトライは、いずれも鮮烈な印象を残した。
7月27日に釜石で行われたフィジー戦では、前半15分に敵陣ゴール前でのスクラムからの一連のアタックで、味方の背後に身を潜めていた松島が死角から走り込んでトライ。おそらくは、彼のためにデザインされたプレーだろう(W杯ではこの“裏”のサインプレーが用意されるはずだ)。また、後半15分にはこぼれ球を足にかけ、楕円球を憎いほどにまでコントロールしてトライ、フィジーにとどめを刺した。
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photograph by Naoya Sanuki