前回大会で史上初の「開催国プール戦敗退」という屈辱にまみれたラグビーの母国を、この4年間で、優勝候補と評されるまで強化したジャパンの前指揮官。渡日前の最終合宿を張るイタリア・トレビゾを訪ねた。(Number986号掲載)
世界最大規模の競技人口211万人を誇るラグビーの母国、イングランド。代表チームは目の肥えたファンたちの厳しい目線と、人気スポーツのW杯という大きな期待とプレッシャーを背負って戦う。
出場国の実力差が過去最も小さいと言われている2019年大会は、準決勝まで駒を進めたチームなら、どこが優勝してもおかしくない。前回大会以降、最高で世界ランキング2位にまで登りつめたイングランドにも、優勝のチャンスは十分にある。
ティア1の国の多くが4チーム前後の国内クラブから代表選手を招集するのに対し、イングランドはプレミアシップに所属する12チームの選手たちが、代表の座を巡ってしのぎを削る。この厚い選手層を活かしきることができるか。エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)の腕の見せどころである。
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photograph by Tomoki Momozono