2001年以来、ポストシーズンから遠ざかっているマリナーズが、ロケットスタートに成功した。イチローの引退試合となった日本開幕戦で連勝した後、米国へ戻ってからも快進撃は続いた。開幕から15試合で13勝をマークし、15試合連続本塁打のメジャー新記録を樹立した。
誰も予想しない快進撃だった。昨オフ、ジェリー・ディポトGMは、大胆なチーム改革に着手した。主軸のネルソン・クルーズがFA退団したのをはじめ、ロビンソン・カノ、先発左腕ジェームズ・パクストン、セーブ王のエドウィン・ディアスらを続々と放出。「2020年以降、プレーオフを戦えるチーム」(同GM)を目指し、新たに船出した。イチローの引退セレモニーは、新生マリナーズが再出発する転機でもあった。
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