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ドーム2連戦&G1海外開催。 新日本の未来戦略を読み解く。 ~外国人選手推しと、王者・棚橋~

2019/01/17

 棚橋弘至が平成の終年に王者ケニー・オメガを破って、3年11カ月ぶりにIWGPヘビー級のベルトを奪還。ヒザの故障を克服し、完全復活を果たしたエースが「プロレス、愛してまーす」と雄叫びをあげた。

 新日本プロレス恒例、新春1月4日の東京ドーム大会は、昨年の3万4995人を上回る3万8162人の観客動員数を記録した。5月の改元を前に新時代の指針を示し、2020年東京五輪イヤーの1月4日、5日に東京ドーム2連戦を開催することを発表。満員のスタンドを沸かせている。

 昨年、新日本が'19年4月にニューヨーク・マジソンスクエアガーデンに初進出することを発表した際は、コアなファンをびっくりさせた。今回の東京ドーム大会2日間興行の発表は、それ以上に筆者を驚かせた。'03年にも5月1日、2日に連続興行を開催しているが、これは前夜祭を含めてのものであり、“連夜の2大会興行”は、事実上初の試みだ。木谷高明オーナー体制となって、それだけの経営能力をつけた証明にもなる。

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photograph by Getty Images

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