ジグソーパズルに挑む場合、誰もがまずは大きなピースから着手するに違いない。メジャーのストーブリーグも、そんな感覚に近い。まず大きなピースの落ち着き先を探し、その後、細かいピースを当てはめる。今オフの場合、ブライス・ハーパー(ナショナルズからFA)、マニー・マチャド(ドジャースからFA)の2人の動向を抜きに、おそらく市場全体の動きは語れない。
ともに、'12年にデビューした26歳。同年、新人王を獲得したハーパーは'15年にはMVPに輝くなど、7年間で通算184本塁打、521打点と、メジャー屈指のスラッガーに成長した。一方のマチャドは、通算175本塁打、513打点。さらにゴールドグラブ賞を2回獲得するなど、三塁、遊撃での守備力にも定評があるだけに、甲乙付けがたい大物として、特Aランクに挙げられている。
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photograph by Yukihito Taguchi