クリストフ・ルメール騎手(39)の勝ち鞍量産ペースがさらに加速中だ。11月11日時点で191勝。2位ミルコ・デムーロ騎手に55勝もの大差をつけて、事実上のリーディングをすでに確定させてしまった。これは武豊騎手が'05年(当時36歳)にマークした年間212勝のペースに近い。凄まじい勢いで勝ちまくっていた当時の武の足跡をたどると、11月2週目が終わった時点で194勝。今年のルメールはそれに3勝足りていないようにも見えるが、いまは有馬記念が終わったあとに12月28日の開催がプラスされているので、残り6週と1日の騎乗機会が残されているのが大きい。賛否両論ある年末の付け足しのような開催だが、今年に限っては、ルメールの新記録達成なるかの興味で盛り上がる可能性が高まっている。
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photograph by Keiji Ishikawa