またしても、世界一のチャンピオンリングに、手は届かなかった。ドジャース前田健太が、リリーフ待機していた本拠地のブルペンでメジャー3年目の結末を迎えた。王手を掛けられたワールドシリーズ第5戦で、レッドソックスに完敗。昨季に続き、頂上決戦で涙を飲んだ。それでも、試合後の前田は、いつもと変わらず、むしろ、いつも以上に冷静に、客観的にシーズンを振り返った。
「すごく収穫のある1年だったと思います。数字的に見れば、勝ち星などは1年目、2年目よりは落ちていますけど、一番手応えのあるシーズンでした」
今季は、先発として20試合、救援として19試合に登板し、8勝10敗、防御率3.81。確かに、2016年の16勝、'17年の13勝と比較すれば、見劣りするのかもしれない。
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photograph by Yukihito Taguchi