来年のFIBAワールドカップ、そして2年後の東京オリンピックに向けて、7月下旬に男子アメリカ代表がミニキャンプを開催した。と同時に、代表の新ヘッドコーチに就任したグレッグ・ポポビッチ(サンアントニオ・スパーズHC兼任)が、約3カ月ぶりにサイドラインに戻ってきた。
ポポビッチにとって、この3カ月は公私にわたって激動の時期だった。今年4月、スパーズがプレイオフ1回戦を戦っている最中に、長期間闘病中だった妻が亡くなった。7月に入ってからは、家族のように思っていた選手たちが移籍で次々に去っていった。19歳の時から17シーズンもの間スパーズに在籍したトニー・パーカーは、自らの意思でシャーロット・ホーネッツにFA移籍。スパーズに加入して7シーズンで大きく成長したカワイ・レナードは、故障をめぐるチームとの行き違いでトレード要求し、7月18日にトロント・ラプターズに送られた。同じトレードで、7年以上前からチームの一員だったダニー・グリーンも移籍することになった。
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