監督3年周期説、というものがある。サッカーの監督がチームをトップレベルに保てるのは3年が限界だとする説だ。
5月末、レアル・マドリーのジダンの辞任でこの説が再び欧州で話題になっている。過去にマドリーやスペイン代表で監督を務めたホセ・アントニオ・カマーチョはいう。
「監督がチームで3年という時間を終えたら、それはクラブを去る時。一般的に監督が4年以上もつことはない」
史実に強い英国人ジャーナリストのジョナサン・ウィルソンも同様の説を唱える。3年経つ頃からチームは下降線を描いていく、と考える関係者は多い。主な理由はチーム内のモチベーション低下と、心身両面での疲弊だ。
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