今季から各地の球場のスコアボードの一角に、得点や安打数などと並んで、見慣れない「MVR」などの表示が見られるようになった。ロイヤルズの本拠地で「Mound Visit Remains」と記されているように、各チームがマウンドへ行ける残り回数を示したものである。
試合時間の短縮を目指す大リーグ機構は、今季から投手交代時を除き、監督、コーチだけでなく、捕手、野手がマウンドへ向かう回数を6回までに制限する新ルールを導入した。当初は、投手の投球間隔を20秒以内に制限する「ピッチ・クロック」の導入を検討していたが、選手会の猛烈な反対もあり、やむなく断念した。その代替案として実施されたのが、「最大6回」のルールだった。
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