世界に通用するホースマン育成を目的として'82年にJRAが開校した競馬学校。その騎手課程の第1期卒業生は12人いたが、いまも現役で活躍しているのは、柴田善臣と林満明の2人だけとなった。競馬界の顔となって久しいあの武豊が後輩の3期生なのだから、1期生が刻んできたキャリアは重い。
林騎手は満51歳。若い頃は50kgを割り込むような軽い斤量も楽々こなせる小柄な身体を生かして平地戦でも活躍していたが、いつしか障害戦との二刀流となり、'12年からは平地の免許を返上して障害戦一本に絞った。'97年に記録した年間18勝は、障害戦における史上最多。平地競走の1割に遠く満たないレース数しかないことを思えば、とてつもない数字と理解してもらえるだろう。
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photograph by Keiji Ishikawa