角居勝彦調教師(53)が、ちょうど3年後、2021年2月末日をもって調教師免許を返上することが年頭に発表された。指揮官を支える厩舎のスタッフたちには昨秋の時点でその固い決意が明かされていたというが、角居自身が公にするまでの数十日の間、そうした噂さえも漏れて来なかったことに「チーム・スミイ」の桁が違う結束力の強さが驚きとともに見えてくる。
「もちろん残念と思いましたが、先生自身の人生です。私たちは受け入れて、残り時間を全力でサポートするしかありません」と、彼らは異口同音に語る。'01年に開業して以来、17年間にGIで35勝もあげたトップトレーナーの早過ぎる幕引き宣言の波紋は、3年後の最後の日まで静まることがなさそうだ。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Keiji Ishikawa