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5場所連続休場の稀勢の里。“勝つための稽古”で復活を。~元武蔵丸が心配する「下半身が細く……」~

2018/02/02

 思えば、1年前の初場所で悲願の初優勝を果たし、横綱に昇進した稀勢の里。表彰式で流した涙には日本中が感動したものだった。翌3月の大阪場所で左大胸筋を負傷しながらも強行出場し、優勝決定戦で照ノ富士を下しての逆転優勝も記憶に新しい。

 しかし、その代償は大きく、5月夏場所、7月の名古屋場所と途中休場、9月秋場所は全休、11月の九州場所も途中休場――。そして2018年幕開けの初場所も、序盤5日間で4敗を喫して古傷の左大胸筋付近を新たに負傷し、6日目からまたもや休場。“5場所連続休場”の窮地に追い込まれた。場所前の稽古では大関の高安を相手に40番もの稽古をし、復調ぶりをうかがわせていたはずだったのだが……。「今場所こそは」と誰もが期待するなか、平幕相手にあっけなく土俵を割る姿に館内からは大きなため息が漏れた。

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photograph by KYODO

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