「春高バレー」の愛称で知られる全日本バレーボール高校選手権大会が1月4日から8日まで行なわれ、女子は金蘭会(大阪)が、男子は鎮西(熊本)が優勝した。両校はいずれも決勝で3-0のストレート勝ちを収め、全試合を通じて失ったのはわずか1セットという圧勝ぶり。3年生を中心としたチームの結束が光ったのはもちろんだが、それ以上に印象深かったのは、ともに1年生エースが破格の活躍を見せたことだった。
金蘭会でスーパールーキーぶりを見せつけたのは、宮部愛芽世(あめぜ)だ。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ16歳は、身長174cmながら最高到達点はかつての全日本エース、木村沙織と同じ304cm。決勝では昨夏のインターハイを制した東九州龍谷(大分)を相手に、両手を広げると身長より10cmも長いという恵まれたリーチと抜群の跳躍力を生かし、12得点を挙げた。準決勝の下北沢成徳戦でも19得点の活躍だった。
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