最近ではダルビッシュ有や松坂大輔が受けたことで注目されたトミー・ジョン手術。肘靭帯の再建手術のことで、アメリカの整形外科医フランク・ジョーブ博士が考案、1974年にメジャーリーガーのトミー・ジョンに初めてこの手術を施したことからこの名がついた。
そう聞いて、往年の野球ファンが思い出すのは村田兆治だろう。肘にメスを入れるのはタブーとされていた'80年代、彼は信念を曲げて手術を受け、見事に復活を遂げた。その後、荒木大輔、桑田真澄らスター選手がジョーブ博士のもとを訪れる。桑田真澄が2年近いブランクの後、復活のマウンドで跪き右肘をプレートにつけた場面はとても印象深い。
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photograph by Sports Graphic Number