1997年春の牡馬クラシック戦線は実に混沌としていた。前哨戦をざっと振り返ると、きさらぎ賞はヒコーキグモ、共同通信杯はメジロブライト、弥生賞はランニングゲイルが優勝。4勝馬が不在で迎えた皐月賞で1番人気に支持されたのはメジロブライトだったが、11番人気のサニーブライアンの逃げ切りという波乱で幕をあけた。
ダービーでも、押し出されるような感じでメジロブライトが1番人気になり、武豊のランニングゲイル、京都4歳特別を差し切ったシルクジャスティス、プリンシパルSを勝ったサイレンススズカと人気はつづいたが、またも勝利の女神はスペシャルな答えを用意していた。
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photograph by Hisae Imai