本書の原書が出版されて今年で101年。原書はいまだに現役で、印刷版、電子版がある。シカゴの野球記者が雑誌に連載した野球ユーモア小説。それがアメリカ文学の古典になった。
時は、生涯打率史上1位のタイ・カッブや通算417勝の投手ウォルター・ジョンソンらが活躍した1910年代。田舎チームの若手投手ジャック・キーフにホワイトソックスが目をつけ、買い取った。ジャックは、“おれが一番”のうぬぼれ屋だ。その奮闘の日々を手紙に綴り故郷の親友アルに伝えた。「うちのチームがいくらもうけたか知らねえが、大リーグに売られた以上、やるぜ。アル、見ててくれよ」。読者は作品中には全く姿を見せないアルになり、ジャックのおしゃべりな手紙に付き合うのだ。
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photograph by Sports Graphic Number