マスターズ開幕が近づいてきた。今年ほど松山英樹への期待が大きい年はこれまでになかっただろう。昨年にも増して堂々たる優勝候補の1人だ。
過去に9度出場した経験から言えば、マスターズは合う人、合わない人が極端に分かれる大会だと思う。舞台となるオーガスタ・ナショナルGCのグリーンの難しさや特定ホールへの苦手意識を植えつけられてしまうからだ。
自分の場合はもともとフェードヒッター(やや左に打ち出してそこから右へと曲がっていく打球を持ち球とするゴルファー)なので、左の林が気になり、苦手意識を持っていた。そして特にアーメンコーナー(11番から13番の神に祈らなければならないほど難しい3ホール)の1つ、11番ホールが苦手で、ティーショットがフェアウェーをとらえても、次のショットを左の池に入れてしまうことが多々あった。2002年はこのホールで手応えのあるパーが取れたことでリズムに乗ることができて、自己最高の14位となることができた。
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photograph by AFLO