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35歳の元王者が戦列復帰。成熟した態度から学ぶこと。~私たちはフェデラーをあと何年見ていられるのだろうか~

2017/01/15

 ひざの故障のため、昨年7月からツアーを離れていたロジャー・フェデラーが、豪州・パースで行なわれた男女混合の国別対抗戦、ホップマンカップで約6カ月ぶりに復帰した。大会はエキジビションマッチだが、全豪オープンの前哨戦と位置づけられており、フェデラーは「多くを期待すべきではないと思っていたが、最初の試合にしては素晴らしかった」と復帰に手応えを得た様子だ。

 最強王者もすでに35歳。長期の欠場でランキングは16位に落ちている。昨年の全仏を欠場し、四大大会連続出場は65大会で途切れた。ウィンブルドンでは4強入りしたが、大会後、リハビリに専念するとして休養を宣言、この時は引退もささやかれた。しかし、豪州入り後に開いた記者会見では「僕が引退について考えるのは、こうして『考えるか』と聞かれた時くらいのものだよ」と切り返した。

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photograph by Getty Images

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