鹿島アントラーズのキャプテン、小笠原満男は悔しさに満ちていた。
「勝ちたかった。俺らは結果を求めてやっていたんで勝てなくて残念……。来年ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を勝ち抜いて、アジア王者としてこの舞台に立ってチャンピオンを取れるように頑張りたいなっていう気持ちです」
結果の前に、健闘は意味を持たない。これまで国内15個のタイトルをつかんできた男のプライドが滲み出ていた。
アジア勢として史上初めてクラブワールドカップ決勝に臨み、欧州王者レアル・マドリーを本気にさせた。2点を奪いながらも延長戦で力尽きた。
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photograph by Nanae Suzuki