#912

記事を
ブックマークする

田村龍弘の強気なリードが、クライマックスを面白くする。~ロッテ伊東監督直伝、相手が嫌がることをする遺伝子~

2016/10/07

 相手が嫌がることをする――マリーンズの伊東勤監督が、常々、キャッチャーのリードに求めていることだ。プロ4年目の今シーズン、バッターとしてもキャッチャーとしても飛躍を遂げた田村龍弘がこう言っていたことがある。

「インコースを攻めると強気だとか言われますけど、バッターって、単純に体の近くへガンガン来られたらイヤじゃないですか。また来るんじゃないかと意識させることができれば、それが相手の嫌がることだと思うんで、別に強気とかじゃなくて、普通のことかなと思います」

 象徴的なシーンがあった。

 開幕して1カ月が経った4月26日のライオンズ戦。4番のエルネスト・メヒアはその前の試合で3打席連続ホームランを放って打撃三部門でトップに立つなど、絶好調を維持していた。そのメヒアに対し、田村は仰天のリードをする。

会員になると続きをお読みいただけます。
オリジナル動画も見放題、
会員サービスの詳細はこちら
特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

0

0

0

前記事 次記事