まさかの黒星発進にキャプテンの長谷部誠は、自分を責めるように言葉を吐き出した。
「先制するまではゲームプランどおりでしたけど、そのあとにセットプレー(で追いつかれて)、後半には僕の個人的なミスからボールを奪われてPKという……。経験ある選手がこういう試合でミスをすると命取りになりますし、ミスをしてしまったことでチームに迷惑をかけたと思っています」
アジア最終予選の初戦となるホームUAE戦が代表通算100試合目のメモリアルゲームとなった。1-1で迎えた後半9分、長谷部自身がボールを奪われたことがきっかけでPKを許してしまう。結果的にこれが決勝点となった。
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photograph by Tomoki Momozono