代表選手団で最年少ながら、常に結果にこだわる姿勢を貫く。飛躍の可能性は十分だ。
「のびしろ」という言葉の答えは彼女にある。
6月、五輪本番に向けた強化合宿を兼ねて、競泳欧州グランプリに参戦した日本代表選手団最年少の酒井夏海(スウィニ南越谷)。今年15歳になったばかりの中学3年生ながら、身長174cmの長い手足を生かした泳ぎが魅力的な大型スイマーだ。
6月8、9日のフランス・カネ大会に出場した酒井は、100m背泳ぎで1分00秒94の2位に入る。翌日、スペインに移動して迎えた11、12日のバルセロナ大会。ここでも100m背泳ぎは1分00秒91とまずまずの記録で3位表彰台を獲得した。
「ラスト15mが全然伸びませんでしたし、ターンも遅かった。課題が多かったです」
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photograph by Takao Fujita