古豪シカゴ・カブスが、昨シーズン22勝を挙げ、サイ・ヤング賞を獲得したジェイク・アリエッタとの年俸調停を避け、1年契約を結んだ。先発の柱との契約締結で、今年の陣容はほぼ決定。今オフは的確な補強を進め、早くも世界一の有力候補に挙げられるなど、1908年以来、108年ぶりのチャンピオンリングを狙える戦力が整った。
昨年、「最大の補強」と言われたジョー・マドン監督を招聘したことで、チームの体質が一変した。知将マドン監督は、ルーキーのブライアント、ラッセル、シュワーバーらを積極的に起用し、若返り策を推進。「再建には3年必要」との前評判をよそに、夏場以降、勢いに乗り、ワイルドカードで2008年以来となるプレーオフに進出した。リーグチャンピオンシップではメッツに屈したものの、公式戦97勝の実績は、若いチームが順調に成長した証しだった。
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Yukihito Taguchi