本場米国の大舞台へとつづく扉がついに開かれつつある。日本人ボクサーは“第2のパッキャオ”になれるのか? 関係者の証言から3人の実力者を取り巻く最新事情に迫る。
それは最高の晴れ舞台だった。
11月21日、米国はラスベガス、マンダレイベイ・イベンツセンター。数々のレジェンドたちがファイトしたこの会場で、WBC世界スーパーフェザー級王者の三浦隆司は無敗のメキシカン、フランシスコ・バルガスを挑戦者に迎えた。この日のメインイベントは今年下半期最大の注目カード、ミゲール・コット対サウル“カネロ”アルバレスのスター対決である。テレビ放映はビッグマッチに限り採用されるペイ・パー・ビュー。三浦の5度目となる防衛戦は、そのセミファイナルに組み込まれた。世界中のボクサーが一度は夢見るビッグステージである。
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photograph by Hiroaki Yamaguchi