今年に入ってから「大晦日にPRIDEが復活する」という噂がまことしやかに流れていたが、それは本当だった。しかも、大会規模は我々の想像を遥かに凌ぐ。10月8日、東京でRIZINの旗揚げ記者会見が行なわれた。
開催日程は12月29日&31日の2日間で、会場は大晦日の歴史が刻み込まれているさいたまスーパーアリーナ。大会スタッフは旧PRIDE勢が中心で、トップにはPRIDEを仕切っていた榊原信行氏、統括本部長には高田延彦氏が就任した。ふたりがタッグを組むのはPRIDEが消滅して以来8年ぶりのことだ。
会見にはかつて最強の名をほしいままにしていたエメリヤーエンコ・ヒョードルも登壇し、3年ぶりの現役復帰を宣言した。さらにPRIDE初期には日本人エースとして孤軍奮闘した桜庭和志も登場し、青木真也と闘うことを発表した。両者の階級は異なるだけに契約体重は調整中。スポーツ化が進むMMAは階級別の試合が基本ながら、PRIDE同様RIZINは階級を超えた夢のカードも組んでいくつもりなのか。
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photograph by Susumu Nagao