リオ五輪と東京五輪で金メダルを狙おうとする逸材が、世界選手権(10月23日開幕、英国グラスゴー)デビューを果たす。女子体操の新星、16歳の宮川紗江(セインツ体操クラブ)は、「身体の調子も心の調子も良い。大会が楽しみ」と明るい表情を浮かべた。
東京都出身。小学3年生だった'08年北京五輪で内村航平の活躍を見て心を動かされ、本格的に体操に打ち込もうと決心した。
武器は50mを7秒1で走る脚力と全身のバネ、加えて、きつい練習でも決して音を上げない精神力だ。内村も掲げる「一番努力した人が世界一になる」をモットーに、毎日1時間の地道な基礎練習を繰り返し、中3で出た昨年の全日本種目別選手権の跳馬で優勝、ゆかで2位と大躍進した。高1になった今年は同大会の跳馬で2連覇を達成。年齢制限(16歳以上)もクリアして、世界選手権の代表に選ばれた。
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