連覇を目指した戦いは、最後に高い壁に阻まれた。だが諦めない彼女達の戦いは、見る者達を熱くさせた。チームを束ねたキャプテンが、その激闘を振り返る。
カナダで行われた女子W杯の激闘から、1カ月が経とうとしている。前回女王として臨み、厳しい戦いを勝ち進んだなでしこジャパンは、ドイツ大会に続く決勝進出を果たし、再び日本を熱狂させた。
その中心には、異なる23の個性が躍動するチームをまとめあげたキャプテン・宮間あやの姿があった。物事を俯瞰する視野の広さはグラウンドの中だけに留まらない。試合前のミーティングで宮間が伝える言葉は毎試合、チームメイトを奮い立たせた。4年間、期待と重圧の中で戦ってきた闘将は、大会を終えた今、何を思うのだろうか。
――9位の成績に終わった3月のアルガルベ杯からW杯までの約3カ月間、チームに何が必要だと感じていましたか?
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photograph by Kiyoaki Sasahara