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若手スイマーの躍進が、北島康介の心に火をつけた。

2014/10/12

 今年8月、世界3大大会の1つ、『パンパシフィック水泳』がオーストラリア・ゴールドコーストで開催された。

 真冬のオーストラリアの屋外プール。寒さだけではなく、嵐のような雨、風が選手を襲う中、競泳ニッポンは見事、大会史上最多の金メダル7つを獲得。日本がこれまで積み上げてきた強化が着実に実りつつあることを感じた。

 '01年の福岡世界水泳から追い続けている僕にとって、何よりも最も嬉しかったことがある。若いアスリートの飛躍だ。

 男子個人メドレーで二冠に輝いた20歳の萩野公介選手を筆頭に、男子200mバタフライ王者となった同じく20歳の瀬戸大也選手。女子200m平泳ぎを制した17歳の渡部香生子選手。男子800mフリーリレーで、世界大会初出場ながらアメリカのフェルプス選手を上回るタイムで泳いだ18歳の坂田怜央選手ら、若手選手の勢いを現地で目の当りにした。

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photograph by Getty Images

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