#861

記事を
ブックマークする

ヤクルトの“マサ”石川雅規の粘投主義。 ~小さな左腕、10度目の2ケタ勝利~

2014/09/28
身長167cmでの偉業達成。小川淳司監督も「彼の体からすると素晴らしい」と称賛した。

 つるべ打ちを喰らった。立ち上がりから5連打を浴び、あっという間に3点を失ったのは、スワローズの石川雅規だ。8月28日、広島で行われたカープとの一戦。「ヨーイドンで3点取られて、どうなるかと思った」という石川だったが、終わってみれば、9回途中までをこの3点のみに抑えてみせた。2回以降は被安打3、無四球、無失点と見事にピッチングを立て直し、今シーズンの10勝目を挙げている。石川が言った。

「あの試合の審判がアウトコースを取ってくれていたんです。だったら、そこへ投げればカウントも稼げるし、ファウルも取れる。これは何とかなるんじゃないかと思って、その後は頑張ってアウトコースへ投げ続けました(笑)」

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Hideki Sugiyama

0

0

0

前記事 次記事