以前この欄で、村田諒太の将来性についてこう書いた。「これほどの才能・環境に恵まれていてなお、『世界王者になれる』と断言できないのは、ミドル級の王者たちが桁外れに強いからだ」と。
現在そのミドル級王者の中でも最強と目されるのは、WBAの「スーパー王者」に格上げされたゲンナジー・ゴロフキンである。カザフスタン生まれの32歳、これまでに残した数字だけでもその強さの一端は窺える。プロ転向後30戦全勝、27KO。'10年のWBA世界王座獲得以来、11度の防衛戦をすべてKO、TKOで挑戦者を撃退。この中には淵上誠と石田順裕の2人の日本選手も含まれる。
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