この夏、ある数字が米国のスポーツファンを驚かせた。ワールドカップのアメリカ国内でのテレビ視聴者数だ。
米国対ポルトガル戦の視聴者数は2470万人に達し、NBAファイナル(1550万人)や、昨年10月のワールドシリーズを大きく上回ったのである。NFLのプレーオフとスーパーボウルの視聴者数は1億1000万人と遠く及ばないが、サッカーは4大スポーツの国アメリカで着実に存在感を高めつつある。
そもそも米国は人口の17%がラテン系ということもあり、サッカー人気が出るポテンシャルは秘めていた。プレー人口はカリフォルニア州を中心に多く、若年層に限っては2番目のスポーツだ。
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photograph by Naoyoshi Sueishi