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独走するメルセデスが 新規定に適応できた理由。 ~トルク性能、燃費性、柔軟な技術~

マレーシアGP初優勝のハミルトン(手前左2番目)がロズベルグ(同4番目)らと歓喜。

 パーフェクトな走りで、開幕からライバルに1周たりともトップを譲ることなく、メルセデス・チームが2連勝をおさめた。初戦オーストラリアGPはN・ロズベルグが、第2戦マレーシアGPはL・ハミルトンが終始、首位を独走。まさに無敵の完全制圧と言っていい。

 第2戦では、1955年のイタリアGP以来、59年ぶりの1-2フィニッシュ。コンストラクターズでも首位に立った。2戦合計68点は昨年同時点の首位レッドブルを越えている。また同様に、ロズベルグのドライバーズ計43点もS・ベッテルを上回る。

「PU106Aハイブリッド」と名付けられた新'14年パワーユニット(PU)は他社ルノー、フェラーリを凌駕する性能をコース上で見せる。1600ccターボ+エネルギー回生システム(ERS)が生み出すパワーもさることながら、優れているのはそのトルク特性だ。

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photograph by Hiroshi Kaneko

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