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移籍を経ても2人を繋ぐ、 デンとノアの“ルーツ”。 ~ブルズを支えたアフリカの血~

フォワードのデン(右)とセンターのノア。優れたディフェンス力でブルズを支えてきた。

 1月7日、ルオル・デンがシカゴ・ブルズからクリーブランド・キャバリアーズにトレードになると、ブルズのジョアキム・ノアは、報道陣に対して1週間もだんまりを決めこんだ。6シーズン間共に戦った親友との別離は、それだけ衝撃が大きい出来事だったのだ。

 2人は一見、対照的だ。物静かで熟考型であり、ポーカーフェイスのデンに対して、本能に従う型破りなタイプで、感情の起伏をすぐに表にだすノア。

 そんな2人が親しくなった理由のひとつは、ルーツと辿ってきた道が似ていたことだった。ノアは祖父がカメルーン人で、父がヨーロッパに渡り、ノア自身はニューヨークで生まれ育った。デンは南スーダン出身。一家でイギリスに移住し、14歳でバスケットボールをするためにアメリカに渡って来た。

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photograph by Getty Images

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