「ワセダのディフェンスは上手かったですね」
福岡堅樹は、思いのほかサバサバした表情で話した。
1月2日の国立競技場、大学選手権準決勝。注目を集めたのは、筑波大のWTB福岡と早大FB藤田慶和のヤングジャパン対決だった。しかし、藤田が勝負どころで2トライをあげたのに対し、福岡はほとんどボールを持つ機会もないまま筑波は敗れた。11-29の完敗だった。
「こっちはブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)にこだわりがある分、そこで勝とうと人数をかけすぎて、外側の攻める人数が足りなくなってしまった。藤田とは、マッチアップの機会も少なかったですね。お互いにブレイクダウンに入った中で『ナイスタックルだったな』と言い合ったりしてました(苦笑)」
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photograph by Nobuhiko Otomo