ウィンブルドンで錦織圭は3回戦敗退に終わった。四大大会では自己最高の第12シードがついたが、第23シードのセッピに逆転で敗れた。
敗因の一つはフォアのストロークの不調だろう。1、2回戦の錦織は低い姿勢で忍者のように打点に入り、足裏で芝をしっかり踏みしめてラケットを振った。地面から力をもらう、理想的な打球フォームだった。ところが3回戦では腰高な姿勢が目立った。ラケットですくい上げるだけで、ボールを押し込めない。手打ちのショットは不安定で、ミスが増えた。最大の武器であるフォアがこの試合では弱点となり、そこを相手につかれた。
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photograph by Hiromasa Mano