アメリカでWBCの決勝ラウンドを戦った代表選手は28人。このほかに候補に選ばれるも、最終メンバーに届かなかった選手たちが5人いる。楽天・聖澤諒もその一人だった。最終メンバー発表前々夜に行なわれた焼き肉店での“33人の決起集会”では、雰囲気を盛り上げたくても、なかなか気持ちが乗らなかったという。
「あのメンバーのなかに入ってみると、自分はまだまだ力不足だったと思う。いい勉強になりました」
日本代表合宿を去るとき、聖澤はこういったが、それは本心ではないだろう。合宿中の紅白戦でも2本の安打を放っていたし、持ち前の走力も十分にアピールできた。悔しい結果となったが、1週間の代表合宿で学んだことも多かった。
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photograph by KYODO