リオデジャネイロ五輪から、ボクシングにもプロの参加が認められる。これ自体は驚くまでもないが、アマチュアの国際ボクシング協会(AIBA)が独自のプロ組織「APB」を設立し、既存のプロとは一線を画した活動を始めるという動きには、当惑させられる関係者も少なくあるまい。
AIBAが指名するアマのエリート選手に対し、契約金、サラリー、試合報酬等を支払い、しかも五輪出場資格は失われない――というのである。すでに「ワールドシリーズ・オブ・ボクシング」の名でプロの団体戦を立ち上げているが、本格的に個人戦も始めようというわけだ。
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photograph by Kaoru Watanabe/JMPA