世界チャンピオンに勝った!
金星の報が届いたのは、トップリーグ開幕戦の行なわれた8月31日だった。この日、マレーシアのボルネオで開幕した「アジア・パシフィック女子セブンズ」の初戦で、女子日本代表が14対10でオーストラリアを撃破したのだ。
オーストラリアといえば、女子部門が初採用された2009年の7人制W杯ドバイ大会で優勝した世界女王だ。その大会に日本はアジア1位で出場しながら1勝もできず、全敗に終わった。今回はオーストラリアが若手中心だったとはいえ、歴史的快挙だ。
「すごく落ち着いてましたね。オーストラリアに勝ってもはしゃぐでもなく、すぐ次の試合に向けて切り替えていた」と浅見敬子ヘッドコーチ。その言葉通り、僅か1時間強のインターバルで行なわれた、アジア最強のカザフスタンとの一戦にも21対5と完勝する。これで勢いに乗った日本女子は、続く2日目もシンガポール、中華台北に圧勝。最終日は準決勝で香港を破り、オーストラリアとの再戦となった決勝こそ17対36で敗れたが、準優勝の好成績を収めた。
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photograph by JRFU(photo by H.Nagaoka)