空中のハザードという言葉がある。通常のイメージでは、深いラフ、バンカーや池、あるいは崖、林など地上を軸に考えたハザード(障害物)があって、それらをうまく回避して攻めていく。
ところが、今年の全米オープン(6月14日~17日)の会場となるサンフランシスコのオリンピック・クラブというコースは、空中にもハザードがあると言われているのだ。
普段なら安全なはずのフェアウエイの上空に、右から、左からと成長しきった高い木々の枝ぶりが空中のスペースを狭くしている。選手は、その隙間をぬって、ボールが飛んでいく放物線の球筋をイメージしなければならない。
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photograph by Taku Miyamoto