#787

記事を
ブックマークする

問題児バロテッリは 塀の中では人気者。 ~イタリア代表の刑務所慰問~

2011/09/27
バロテッリの両親はガーナ系の移民。その爆発的な運動能力はアフリカ系ならではだろう

 サッカー選手の社会活動は、欧州では一般的なものとして認知されている。クラブはシーズンに何度か活動を企画し、学校訪問で子供たちとボールを蹴ったり、クリスマスに病院を訪れプレゼントを渡すなど、様々な形で一般市民と接する機会を設けている。

 この程、マンチェスター・シティのイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、フィレンツェのソッリッチャーノ刑務所を訪問したことが話題となった。

 これはイタリアサッカー協会が企画した社会活動のひとつ。彼は代表監督のチェーザレ・プランデッリ、GKのジャンルイジ・ブッフォンと共に参加したが、刑務所の受刑者たちの注目は、バロテッリひとりに集中した。プランデッリやブッフォンにはほとんど目もくれず、バロテッリが姿を見せると所内は沸き、サインや写真を求め大騒ぎに。受刑者の中には、勢い余ってスタジアムでのコールを始める者もおり、一時は刑務所の警備員が出てきて騒ぎを収める場面もあった。この意外なバロテッリ人気には協会関係者も驚くほどだった。

特製トートバッグ付き!

「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by AFLO

0

0

0

前記事 次記事