7月31日、第34回鈴鹿8時間耐久ロードレース、通称「8耐」が開催される。モータースポーツ好きにとって“夏の風物詩”とも言えるレースだが、今年は、その様子がいつもと少し違う。
東日本大震災の復興にともなう節電への配慮から、今大会に限り、決勝レースのスタート時刻を例年より1時間早い10時30分とし、ゴール時間も18時30分へと早められる。その結果、夜間走行が行なわれないのだ。
夕闇に列をなして揺れるヘッドライトと排気音は「8耐」の象徴。それが見られないのはファンとして寂しい気もするが、夜間走行がない今年の8耐だからこそのレース展開も予想されている。それは、これまで以上の超高速耐久だ。
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photograph by Masahiro Seya