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広島投手陣を立て直した 大野コーチの「覚悟」。 ~人格者からの“変貌”~

2011/05/27
大野コーチの指導を受ける福井。交流戦まで2勝、防御率2.19と、期待に応える働きぶり

 鯉の季節が終わっても、広島が上位に踏みとどまっている。その要因は、何とか投手陣を整備できたことだ。

 今シーズン、大竹寛が故障で出遅れるなど、前田健太以外に、計算できる投手がいなかった。開幕カードの阪神戦に前田・篠田純平で連敗。バリントンで3連敗となれば、ズルズルといつものパターンに陥る気配だった。ところがそのバリントンで勝ち、巨人との初戦に引き分け。続いて今村猛・福井優也のドラフト1位コンビに勝ち星がついたことでチームが波に乗り、前田・篠田・バリントンと日米のドラフト1位トリオが勝ち続けての5連勝。その貯金を何とか守り続けているのが現状だ。

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photograph by NIKKAN SPORTS

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