オープン戦の連続安打試合が「13」でストップしても、ツインズ西岡剛の評価は不変だった。3月26日のレッドソックス戦では、先発した松坂大輔に対し、3打数無安打に終わった。それでも、キャンプイン以来、走攻守すべてにおいて西岡が見せてきた資質の高さは、もはや「新人」の枠組みを超越しており、周囲から不安視する声は聞こえてこない。
ツインズといえば、過去9年間で地区優勝6回を誇るプレーオフの常連。その一方で、地区シリーズでは5回連続敗退し、昨季までポストシーズン12連敗中と、短期決戦で力を発揮できないイメージが定着した。伝統的には、安定した投手力を主体に接戦で白星を重ねるチームカラー。昨オフ、ポスティングでツインズ初の日本人選手となる西岡獲得に積極的に動いたのも、調子の波が少ない機動力を補強するためだった。
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photograph by Yukihito Taguchi