1月26日からエストニアのオテパーで開催されていたノルディックスキー世界ジュニア選手権で、記念すべき成績が印された。27日に行なわれたジャンプ女子のノーマルヒルで、伊藤有希が銅メダルを獲得したのである。
伊藤は1本目に93mで5位につけると、2本目に99mのバッケンレコードをマーク。見事、日本女子初となるメダルを手繰りよせた。
高校1年生の伊藤は、2007年3月、小学6年生で出場した国際大会「コンチネンタルカップ」において史上最年少での3位となり、「スーパー小学生」と一躍注目を集めたジャンパーである。その後、体が成長するにつれて、身長と体重のバランスに苦しんだ時期もあったが、常にシニアの日本代表に名を連ねてきた。一昨年には中学2年でチェコ・リベレツでの世界選手権に出場し、17位の結果を残している。メダル獲得は、これまでのキャリアに、ひとつ花開いた結果となった。
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photograph by Shino Seki