ボクシンググローブで極め! 9月18日、シュートボクシングで行なわれたアンディ・サワーと日菜太の大一番は、1R開始わずか48秒、スタンディング・チョークスリーパーによってサワーが一本勝ちを収めた。とどめの極めに至るまでにサワーが繰り出した打撃といえば、バランスを崩させるために繰り出したヒザ蹴りのみ。立ち技格闘技では前代未聞の出来事だろう。
だが、シュートボクシングでは通常の打撃攻撃だけではなく、立ち技に限って投げや極め技の使用も認めている。だから反則ではなく、ルールに則った攻撃なのだ。そもそも、サワーはスリーパーを狙っていたふしがある。決戦2日前の公開スパー。筆者が「シュートボクシングならではのルールを利用したいと思うか?」と訊くと、サワーは「いい意味でルールを活用したい」と語っているのだ。
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photograph by Susumu Nagao