開幕2戦目の京セラドームを訪れた時に「思い切ったことをやりますね」と岡田彰布監督に声をかけると、「そんなの当たり前よ」と言わんばかりにニヤリと笑って見せた。楽天との開幕戦で主砲・カブレラを外した件について聞いたときのことだ。
指名打者を嫌がり一塁を守りたいと言うカブレラに対し、T-岡田を一塁で使う、と申し出を拒否。反発するとそのままスタメンを外してしまった。これまでわがまま放題だったカブレラも「今までの監督とは少し違う」と思ったのか、謝罪をし、開幕2戦目からはDHで出場することが許された。
監督の毅然とした態度はナインにも伝わる。何よりもカブレラが危機感を持ったことは確かだろう。楽天・田中将大から先制2ランホームランを打って存在感を見せ、チームも開幕3連勝の好スタートを切った。
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photograph by NIKKAN SPORTS