現役復帰から約2年。クルム伊達公子が輝けば輝くほど、他の日本女子の存在感は薄れた。昨年末、伊達は世界ランキングで国内トップとなり、フェドカップ日本代表にも14年ぶりに復帰した。39歳がエースという現状に、他の選手は何をしているのか、と感じた向きもあっただろう。伊達自身、「12年のブランクのあった私がトップというのは、いい状況ではない」と語っていた。
しかし、2月3日からマレーシア・クアラルンプールで行なわれたフェド杯アジア/オセアニアゾーンで、少し明るい兆しが見えた。伊達とともに戦ったのは森田あゆみ、藤原里華と瀬間友里加。伊達はシングルス4戦4勝と、大黒柱としてチームを支えたが、それに劣らぬ活躍を見せたのが19歳の森田だった。
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photograph by Mannys Photography